海外移住の生活費

海外に移住して生活する中でメリットを感じるのは、何と言っても、生活費なのかも知れません。

国内では今後物価の上昇も十分考えられますし、いろいろな要因で生活費は少なからず圧迫されると考えられます。

日本人にとって特に老後の不安は大きいものです。

行政側の怠慢や不手際を、毎日目にする状況が続く限り、この不安は拭いきれませんね。

東南アジア諸国がロングステイや移住先として人気があるのは、気候や距離の事情もありますが、やはり圧倒的に物価や生活費の安さがあると思われます。

もし海外で病気になったり怪我をして病院にお世話になったときは、帰国した際に申請すると治療費の一部が払い戻しされます。
そのためには条件があるのですが、日本の保険が適用される範囲内の医療行為のときだけ給付され、金額も日本の診療報酬に見合った額までに制限されています。

ところで、海外移住した場合、日本で受け取れるはずの年金はどうなるのでしょうか。

現在、年金の受け取りは原則25年以上保険料を納付しているなどの受給要件を満たしていれば、海外に住んでいても公的年金を受け取ることは可能です。

一部、受給不可能な国もありますから事前に確認しておきましょう。

 

手続きは、まず市区町村役場で、海外に転出する届を提出してください。

市区町村役場で発行してもらった転出の証明書を持って社会保険事務所へ行き、年金の支払を受ける者に関する事項という書類をもらいましょう。

そして、住所変更と受け取り金融機関を変更する手続きを行ないます。

受け取り金融機関は、日本でも海外でもどちらでも指定できますから、都合の良いほうを選んでください。
日本からもそれほど遠くない東南アジアなら、たまに帰国して友人や親族に会ったり、逆に家族に現地に遊びにきてもらうことも可能でしょう。

慣れ親しんだ場所を離れて、新しい土地で新しく知り合った人たちと人間関係を構築していくのはとても労力を必要とするところですですが、その分、日々新鮮さもあって、精神が活性化するのかもしれませんね。

タイを例にするなら、約30,000人の日本人が居住しています。
そういうことも、生活費の安さに加えて、安心材料になるでしょう。

夫婦で興味のある方は、このような老後を考えてみる価値はあると思います。

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