海外移住での海外転出届などの手続き

海外移住の際に必要な海外転出届の提出については、法的に細かな規定がされていません。
このため、役所によって対応が違ってきますが、1年以上海外に滞在する場合が目安となっています。
また住民税の対象とならなくなりますから、海外転出届提出をしないように勧める役所もあると言います。
海外転出届を提出しますと、国民年金の強制加入義務がなくなるのですが、任意加入することが可能です。
なお、任意加入しない場合でも、その旨の届け出は必要となっています。
海外転出届を提出しますと、国民保険の加入は抹消されることになります。
保険証の返納が必要となっています。

海外移住をされる方は、何かと気ぜわしいでしょうが、こういった手続きは忘れないようにしましょう。
主なリタイアメントビザ実施国は次の通りです。

ヨーロッパ:イギリス、オーストリア、スイス、スペイン、ブルガリア、ポルトガル。

中南米:グアテマラ、コスタリカ、ブラジル、メキシコ。

アジア:タイ、フィリピン、マレーシア、台湾。

オセアニア、太平洋圏:オーストラリア、フィージー、北マリアナ連邦。

 

仕事を退職して海外移住する場合は、今まで加入していた健康保険からは脱退することになります。
海外に移住するわけですから、日本の健康保険を使うことはありませんので、わざわざ加入する必要はないかもしれません。
しかし、何かあって急遽日本に帰国した場合に、保険を使って医療を受けることができませんから、注意が必要です。
例えばオーストラリアの場合ですが、自然の中での事故や野生動物による被害なども結構起こっています。
遊泳禁止の海で泳がないことなど事前にしっかりと現地の状況を把握しておくなどの準備が必要でしょう。
アウトバックや海岸、あるいは森林地帯などではサンドフライと呼ばれているごく小さな蚊のような虫を見かけます。
刺されますと蚊とは比較にならないほど猛烈な痒みが生じますから、アウトドアに出かける際には必ず虫除けを持参しなければいけません。
このようにちょっとしたことでも、急遽日本に帰国する場合も想定されますので、そのことも考慮して、各種の手続きをしましょう。

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